TracCgi のバージョン 1 とバージョン 2 との変更
- 日時:
- 2012/01/16 5:19:14 (13年前)
凡例:
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-
TracCgi
v1 v2 1 1 = CGI として Trac をインストールする = #InstallingTracasCGI 2 2 3 Trac を CGI スクリプトとしてインストールするために、 Web サーバが `trac.cgi` を CGI として実行できるようにする必要があります。 3 {{{ 4 #!div class=important 5 ''Trac を CGI 経由で使用するのは、他の方法である [TracModPython mod_python], [TracFastCgi FastCGI] や Windows 上の [trac:TracOnWindowsIisAjp IIS/AJP] よりも極めて遅いことに注意して下さい。'' 6 }}} 4 7 5 ''Trac を CGI 経由で使用するのは、他のメソッド [TracModPython mod_python] や [TracFastCgi FastCGI] よりも極めて遅いということに注意して下さい。'' 8 CGI スクリプトは、 Web サーバがリクエストを受信した時にアプリケーションを起動するためのエントリポイントになります。下記のスクリプトで `trac.cgi` を生成できます: 9 {{{ 10 trac-admin /path/to/env deploy /path/to/www/trac 11 }}} 12 `trac.cgi` は、 Web ブラウザから実行可能なパスの通った `cgi-bin` フォルダに置きます。このコマンドは与えられたパスの `htdocs` に `静的リソース` ファイルをコピーします。 6 13 7 [http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] を使用している場合、設定方法は 2 通りあります: 14 == Apache web-server 設定 == #Apacheweb-serverconfiguration 8 15 9 1. `ScriptAlias` を使用し、 `trac.cgi` スクリプトを URL にマップする。 16 [http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] を使用している場合、 Trac で CGI を動作させる設定方法は 2 通りあります: 17 18 1. `ScriptAlias` を使用し、 `trac.cgi` スクリプトを URL にマップする。(推奨) 10 19 2. CGI プログラムが実行可能な、 Web サーバ上のディレクトリ (通常は `cgi-bin` が使用される) に `trac.cgi` ファイルをコピーする。シンボリックリンクでも代用できますが、その場合 `cgi-bin` ディレクトリでは `FollowSymLinks` オプションを有効にして下さい。 11 20 12 CGI を分かりやすい URL にマッピングできるので、 1 番目のオプションを推奨します。 13 14 それでは、 Apache の設定ファイルに以下のブロックを追記し、ファイル名とロケーションを変更してください: 21 `http://yourhost.example.org/trac` で Trac を実行するには、インストールしたマシンのApache の設定ファイルに、 `trac.cgi` パスに変更した上で、`ScriptAlias` ディレクティブを追加します。 15 22 {{{ 16 ScriptAlias /trac / usr/share/trac/cgi-bin/trac.cgi23 ScriptAlias /trac /path/to/www/trac/cgi-bin/trac.cgi 17 24 }}} 18 25 19 ''このディレクティブを使用するには `mod_alias` モジュールを インストールし、有効にしておく必要があります。''26 ''このディレクティブを使用するには `mod_alias` モジュールを有効にしておく必要があります。'' 20 27 21 28 Trac のプロジェクトが 1 つの場合、 `TRAC_ENV` 環境変数を使用してプロジェクトへのパスを指定する必要があります: … … 33 40 }}} 34 41 35 '' `SetEnv` ディレクティブを使用するには `mod_env` モジュールをインストールし有効にしておく必要があります。そうでなければ、 trac.cgi に TRAC_ENV を設定することができます。 "try" と "from trac.web ..." の間に以下のコードを加えてください:''42 ''Note: `SetEnv` ディレクティブを使用するには `mod_env` モジュールをインストールし有効にしておく必要があります。 trac.cgi に TRAC_ENV を設定することで代用できます。 "try" と "from trac.web ..." の間に以下のコードを加えてください:'' 36 43 37 44 {{{ … … 40 47 }}} 41 48 42 '' もしくは、 TRAC_ENV_PARENT_DIR を設定します:''49 ''もしくは、 TRAC_ENV_PARENT_DIR を設定します:'' 43 50 44 51 {{{ … … 46 53 os.environ['TRAC_ENV_PARENT_DIR'] = "/path/to/project/parent/dir" 47 54 }}} 48 49 `http://yourhost.example.org/trac` のような URL で Trac が使用できるようになります。50 55 51 56 [http://httpd.apache.org/docs/suexec.html Apache suEXEC] 機能を使用している場合、 [http://trac.edgewall.org/wiki/ApacheSuexec ApacheSuexec] を参照して下さい。 … … 55 60 == 静的なリソースをマッピングする == #MappingStaticResources 56 61 57 このままでも Trac はスタイルシートや画像ファイルなどの静的なリソースを扱えますが、 CGI のセットアップとしては 妥当な設定とは言えません。 Web サーバ自身がはるかに効率良くに直接扱うことができるドキュメントまで、 CGI スクリプトとして呼び出してしまうという結果になるからです。62 このままでも Trac はスタイルシートや画像ファイルなどの静的なリソースを扱えますが、 CGI のセットアップとしては '''妥当な設定とは言えません'''。 Web サーバ自身がはるかに効率良くに直接扱うことができるドキュメントまで、 CGI スクリプトとして呼び出してしまうという結果になるからです。 58 63 59 [http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] のような Web サーバはリソースに対して "Alias" を設定することで仮想の URL を与え、サーバのファイルシステムのレイアウトとは異なる位置にマップすることができます。すでに CGI スクリプトに対して `ScriptAlias` を定義していますので、ファイルシステム上の静的リソースを含んだコンテンツをマッピングすることで CGI スクリプトの要求を回避します。64 [http://httpd.apache.org/ Apache] のような Web サーバはリソースに対して "Alias" を設定することで仮想の URL を与え、サーバのファイルシステムのレイアウトとは異なる位置にマップすることができます。すでに CGI スクリプトに対して `ScriptAlias` を定義していますので、ファイルシステム上の静的リソースを含んだコンテンツをマッピングすることで CGI スクリプトの要求を回避します。 60 65 61 Apacheの設定ファイルを再び編集して、 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に''' 以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください (訳注: 0.11 以降は、静的リソースは Trac をインストールした場所の `trac/htdocs` になります): 66 静的なリソースに対する主要な URL パスとして `/chrome/common` と `/chrome/site` があります。プラグインを使用している場合、各々の静的リソースとして `/chrome/plugin` のようなパスが追加されていることがありますが、主要なパスに対して追加を行えるだけなので、 `/chrome` に対して `Alias` を設定しても、プラグインが提供する静的リソースに対してアクセスできる訳ではありません。(訳注: このような場合 `trac-admin` の `deploy` で作成された `htdocs` ディレクトリに対して `Alias` を使用してください) 67 68 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に''' 以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください: 62 69 {{{ 63 Alias /trac/chrome/common /usr/share/trac/htdocs 64 <Directory "/usr/share/trac/htdocs"> 70 Alias /trac/chrome/common /path/to/trac/htdocs/common 71 Alias /trac/chrome/site /path/to/trac/htdocs/site 72 <Directory "/path/to/www/trac/htdocs"> 65 73 Order allow,deny 66 74 Allow from all … … 68 76 }}} 69 77 70 `trac.cgi` スクリプトにどんな URL をマッピングしたとしても、 `/chrome/common` というパスでは静的リソースのロケーションを使用するようになります。 78 もし、 mod_python を使用しているならば、この設定も追加したいかもしれません ( mod_python を使用していないなら、このエイリアスは無視されます): 79 {{{ 80 <Location "/trac/chrome/common/"> 81 SetHandler None 82 </Location> 83 }}} 84 85 Note: `trac.cgi` スクリプトを `/trac` にマップしている場合、その一部である `/chrome/common` を加えたパスに対するリクエストは、静的リソースで処理するように割り込みを加えます。 71 86 72 87 例えば、Trac が `/cgi-bin/trac.cgi` にマッピングされているとしたら、 Alias の URL は `cgi-bin/trac.cgi/chrome/common` となります。 73 88 74 同様に、静的なリソースを 使用している場合、 プロジェクトディレクトリの htdocs に Apache の設定を行うことが出来ます (再度、 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に'''、以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください):89 同様に、静的なリソースを project の htdocs ディレクトリで使用している場合 (テーマの中で /chrome/site を参照しているなど)、 プロジェクトディレクトリの htdocs に Apache の設定を行うことが出来ます (再度、 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に'''、以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください): 75 90 76 91 {{{ … … 82 97 }}} 83 98 84 あるいは 、[wiki:TracIni trac.ini] に `htdocs_location` のオプションを設定することができます。99 あるいは `/trac/chrome/site` をハックする場合は、 [wiki:TracIni trac.ini] に `htdocs_location` のオプションを設定することができます。 85 100 {{{ 86 101 [trac] 87 htdocs_location = /trac-htdocs102 htdocs_location = http://yourhost.example.org/trac-htdocs 88 103 }}} 89 104 90 105 Trac は HTML ページに静的リソースを組み込むときに、この URL を使用するようになります。もちろん、それでも、特定の URL が指定されたときに 例えば、 Web サーバーのドキュメントルートにディレクトリをコピーするなり、シンボリックリンクを張るなりして、Web サーバ経由で、 Trac が `htdocs` ディレクトリを利用できるようにしておく必要があります: 91 106 {{{ 92 $ ln -s / usr/share/trac/htdocs /var/www/your_site.com/htdocs/trac-htdocs107 $ ln -s /path/to/www/trac/htdocs /var/www/yourhost.example.org/trac-htdocs 93 108 }}} 94 109 … … 146 161 AuthName "trac" 147 162 AuthDigestDomain /trac 148 Auth DigestFile /somewhere/trac.htpasswd163 AuthUserFile /somewhere/trac.htpasswd 149 164 Require valid-user 150 165 </Location> … … 157 172 158 173 ---- 159 See also: TracGuide, TracInstall, TracFastCgi, TracModPython174 See also: TracGuide, TracInstall, [wiki:TracModWSGI], TracFastCgi, TracModPython