TracPlugins のバージョン 1 とバージョン 2 との変更
- 日時:
- 2012/01/16 5:19:14 (13年前)
凡例:
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TracPlugins
v1 v2 2 2 [[TracGuideToc]] 3 3 4 バージョン 0.9 以降、 Trac は [http://trac.edgewall.org/wiki/PluginList プラグイン機能] に対応し、組み込み機能を拡張できるようになりました。プラグインの機能は [http://trac.edgewall.org/wiki/TracDev/ComponentArchitecture コンポーネント設計] に基づいています。4 Trac はバージョン 0.9 以降で [http://trac.edgewall.org/wiki/PluginList プラグイン機能] による機能拡張が可能です。プラグイン機能は、 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracDev/ComponentArchitecture コンポーネント設計] に基づき、 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracDev/PluginDevelopment プラグインの開発] ページに記載されているような特性を持っています。 5 5 6 == 必要条件 == #Requirements 6 == プラグインを見つける == #Plugindiscovery 7 8 ユーザの視点からいうと、プラグインはスタンドアロンの .py ファイルか .egg パッケージのどちらかです。 Trac は グローバルで共有するプラグインのディレクトリ ([TracIni#GlobalConfiguration グローバルな設定] 参照) とローカルの TracEnviroment の `plugins` ディレクトリに対して、プラグインを探します。グローバルにインストールされているプラグインを定義するコンポーネントは trac.ini ファイルの [[TracIni#components-section| [components] ]] セクションで明確に有効にするべきです。 9 10 == Trac eggs ファイルにおける必要条件 == #RequirementsforTraceggs 7 11 8 12 Trac で Python-egg ベースのプラグインを使用するためには、 [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools] (バージョン 0.6) をインストールしなければなりません。 … … 15 19 もし `ez_setup.py` スクリプトが setuptools のインストールに失敗したら、 [http://www.python.org/pypi/setuptools PyPI] をダウンロードして手動でインストールしてください。 16 20 17 また、単一の `.py` ファイルで成り立つプラグインは、各 TracEnvironment かグローバルの `plugin` ディレクトリに配置します。 ''([http://trac.edgewall.org/milestone/0.10 milestone:0.10] 以降)'' TracIni#GlobalConfiguration を参照してください。21 また、単一の `.py` ファイルで成り立つプラグインは、各 TracEnvironment のルートディレクトリかグローバルの `plugins` ディレクトリに配置します。 18 22 19 23 == Trac プラグインのインストール == #InstallingaTracPlugin … … 32 36 *.egg ファイルが出力されているでしょう。実行した python の出力を調べて .egg ファイルがどこに作成されたか見つけてください。 33 37 34 一度、プラグインアーカイブを作成したら、 [wiki:TracEnvironment TracEnvironment] の `plugins` ディレクトリにコピーする必要があります。また、 Web サーバーが egg プラグインを読み取るのに必要なパーミッションをつけてください。 38 一度、プラグインアーカイブを作成したら、 [wiki:TracEnvironment TracEnvironment] の `plugins` ディレクトリにコピーする必要があります。また、 Web サーバーが egg プラグインを読み取るのに必要なパーミッションをつけてください。必要に応じて Web サーバを再起動してください。 35 39 36 40 この方法でインストールしたプラグインをアンインストールする場合、 `plugins` ディレクトリから egg を削除し、 Web サーバを再起動してください。 … … 38 42 Python egg をビルドするための Python のバージョンと 39 43 Trac を動かしている Python のバージョンが一致しなければなりません。 40 例えば、 Trac を Python のバージョン 2. 3以前で動かしていて、41 2. 4にアップグレードしたときに、44 例えば、 Trac を Python のバージョン 2.5 以前で動かしていて、 45 2.6 にアップグレードしたときに、 42 46 Python egg は認識されなくなるでしょう。 43 47 … … 53 57 }}} 54 58 55 もし、システムに `easy_install` がなくてプラグインをインストールするには上記の必要条件のセクションを見て下さい。 Windows ユーザは `Scripts` ディレクトリを Python をインストールしたディレクトリ (例えば、 `C:\Python2 3\Scripts`) を環境変数 `PATH` に加えなければなりません。 (より詳しい情報は、 [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/EasyInstall#windows-notes easy_install の Windows Notes] を参照して下さい。)59 もし、システムに `easy_install` がなくてプラグインをインストールするには上記の必要条件のセクションを見て下さい。 Windows ユーザは `Scripts` ディレクトリを Python をインストールしたディレクトリ (例えば、 `C:\Python24\Scripts`) を環境変数 `PATH` に加えなければなりません。 (より詳しい情報は、 [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/EasyInstall#windows-notes easy_install の Windows Notes] を参照して下さい。) 56 60 57 61 Zip で固められた Python egg をインストールし、 Web サーバに Python egg のキャッシュディレクトリに書き込み権限をつけているのにも関わらず、 Trac がパーミッションエラーを出したら、解凍した Python egg を単に置き直すことによって回避できます。 `easy_install` に `--always-unzip` オプションを付けるだけです: 58 62 {{{ 59 easy_install --always-unzip TracSpamFilter-0. 2.1dev_r5943-py2.4.egg63 easy_install --always-unzip TracSpamFilter-0.4.1_r10106-py2.6.egg 60 64 }}} 61 65 zip で固められた Python egg ファイルと同じ名前のディレクトリ (拡張子が `.egg` で終わっているもの) ができ、そのなかに解凍した中身が入っているでしょう。 62 66 63 Trac はまた、 グローバルにインストールされたプラグインを検索します ''(0.10 以降)''。 TracIni#GlobalConfiguration を参照してください。67 Trac はまた、 Environment 共通の plugins ディレクトリにインストールされたプラグインを検索します ''(0.10 以降)''。 TracIni#GlobalConfiguration を参照してください。この方法は複数の (しかし全てではない) Environment にまたがってプラグインをインストールする最も簡単な方法になります。 64 68 65 69 ==== ソースから ==== #Fromsource … … 67 71 `easy_install` をソースからインストールする方法を以下に示します。Subversion のリポジトリか、 tarball/zip のソースを引数に与えてください。 68 72 {{{ 69 easy_install http://svn.edgewall.com/repos/trac/ sandbox/spam-filter73 easy_install http://svn.edgewall.com/repos/trac/plugins/0.12/spam-filter-captcha 70 74 }}} 71 75 72 76 ==== プラグインを有効にする ==== #Enablingtheplugin 73 個別の TracEnvironment にプラグインをインストールする場合と異なり、システム全体にインストールしたプラグインを有効にするためには、 [wiki:TracIni trac.ini] ファイルで明示的に指定しなければいけません。これは設定ファイルの `[components]` セクションに次のような記載を行います: 77 個別の TracEnvironment にプラグインをインストールする場合と異なり、システム全体にインストールしたプラグインを有効にするためには、 [wiki:TracIni trac.ini] ファイルで明示的に指定しなければいけません。設定ファイルの `[inherit] plugins_dir` オプションに指定した Environment 共通の plugins ディレクトリにプラグインをインストールする場合も同じく、明示的に指定する必要があります。 78 79 設定ファイルの `[components]` セクションに次のような記載を行えば完了です: 74 80 {{{ 75 81 [components] … … 98 104 == プラグインのキャッシュの設定 == #SettingupthePluginCache 99 105 100 いくつかのプラグインは Python eggs のランタイム (`pkg_resources`) によって解凍される必要があります。というのもそれらの内容がファイルシステム上に実際に存在する必要があるからです。通常、 Python eggs は現在のユーザのホームディレクトリに解凍されますが、それにより問題が発生するかもしれません。その場合、環境変数 `PYTHON_EGG_CACHE` を設定してデフォルトのロケーションを上書きすることができます。106 プラグインは Python eggs のランタイム (`pkg_resources`) によって解凍される必要があります。それらの内容がファイルシステム上に実際に存在する必要があるからです。通常は現在のユーザのホームディレクトリの '.python-eggs' に解凍されますが、それにより問題が発生するかもしれません。その場合、環境変数 `PYTHON_EGG_CACHE` を設定してデフォルトのロケーションを上書きすることができます。 101 107 102 108 `PYTHON_EGG_CACHE` を `SetEnv` ディレクティブを使用して Apache に設定するには以下のようにします: … … 124 130 }}} 125 131 126 ''Note: これは `mod_env` モジュールが必要です。''132 ''Note: !SetEnv を使用するためには、 Apache で `mod_env` モジュールが有効になっている必要があります。 `mod_python` が設定される Location ブロックでは !SetEnv ディレクティブも使用できます。'' 127 133 128 134 [wiki:TracFastCgi FastCGI] で、 Web サーバに設定するためには、 `-initial-env` オプションやサーバーが指定している方法で、環境変数を設定する必要があります。 129 135 130 ''Note: プロジェクトディレクトリを設定するために、既に -initial-env を使用している場合は、 [wiki:TracFastCgi TracFastCgi] に例示されるように、 trac.fcgi に少なくとも一つの環境変数を加える必要があります。'' 136 ''Note: プロジェクトディレクトリを設定するために、既に -initial-env を使用している場合は、 [wiki:TracFastCgi TracFastCgi] に例示されるように、必要に応じて -initial-env ディレクティブを !FastCgiConfig ディレクティブに加えてください。'' 137 138 {{{ 139 FastCgiConfig -initial-env TRAC_ENV=/var/lib/trac -initial-env PYTHON_EGG_CACHE=/var/lib/trac/plugin-cache 140 }}} 131 141 132 142 === Subversion の フックスクリプトについて === #Abouthookscripts … … 147 157 === Python egg は正しいバージョンですか? === #DidyougetthecorrectversionofthePythonegg 148 158 149 Python egg はファイル名の中で Python のバージョンをエンコードします。例えば、 `MyPlugin-1.0-py2. 4.egg` は Python 2.4 用の Python egg であり、異なる Python のバージョン (2.3 や 2.5) で動かそうとしても '''動かない''' でしょう。159 Python egg はファイル名の中で Python のバージョンをエンコードします。例えば、 `MyPlugin-1.0-py2.5.egg` は Python 2.5 用の Python egg であり、異なる Python のバージョン (2.4 や 2.6) で動かそうとしても '''動かない''' でしょう。 150 160 151 161 また、ダウンロードした Python egg ファイル が本当に ZIP アーカイブであるかどうかを確認して下さい。もし Trac サイトからダウンロードしたとしたら、 HTML プレビューページを代わりにダウンロードしているかもしれません。 152 162 153 163 === プラグインは有効になっていますか? === #Isthepluginenabled 164 154 165 155 166 グローバル領域にプラグインをインストールした場合 (TracEnvironment の `plugin` ディレクトリ内 ''ではなく'') 、 [TracIni trac.ini] に明確に有効にする設定をしなければなりません。以下の事項を確認して下さい: … … 168 179 === 必要な権限を持っていることを確認してください === #Verifyyouhaveproperpermissions 169 180 170 いくつかのプラグイン を利用するためには、あなたが特定の権限を持っている必要があります。例えば [http://trac.edgewall.org/wiki/WebAdmin WebAdmin] がナビゲーションバーに表示されるためには、 TRAC_ADMIN の権限が必要です。181 いくつかのプラグインでは、その機能を使用するために特別な権限を要求します。たとえば [http://trac.edgewall.org/wiki/WebAdmin WebAdmin] では、ナビゲーションバーに表示するためには TRAC_ADMIN 権限が必要になります。 171 182 172 183 === 読み込むプラグインのバージョンを間違えていませんか ? === #Isthewrongversionofthepluginloading … … 180 191 === 上記のすべてに失敗した場合 === #Ifalloftheabovefailed 181 192 182 plugins に対するログが出力されず、 egg が読み込み可能であり、 Python のバージョンが正しく、 ''その上で'' egg がグローバルにインストールされて (そして trac.ini で 193 plugins に対するログが出力されず、 egg が読み込み可能であり、 Python のバージョンが正しく、 ''その上で'' egg がグローバルにインストールされて (そして trac.ini で使用可能に設定されて) いても、なぜかプラグインが動かず、なんのエラーメッセージも表示されない場合は、 [http://trac.edgewall.org/wiki/IrcChannel IrcChannel] で質問してください。 183 194 184 195 ----