TracUpgradeバージョン 2バージョン 3 との変更


以下の違いを無視:
日時:
2012/10/20 13:54:06 (13年前)
更新者:
trac
コメント:

--

凡例:

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更新
  • TracUpgrade

    v2 v3  
    11= アップグレードの説明 = #UpgradeInstructions 
    22[[TracGuideToc]] 
     3[[PageOutline(2-4,,inline,unnumbered)]] 
    34 
    45== 一般的な手順 == #Instructions 
    56 
    6 通常、 Trac を新しいバージョンにアップグレードするときに、 7 ステップを踏まなければなりません:  
     7通常、 Trac を新しいバージョンにアップグレードするときに、 7 ステップを踏まなければなりません: 
    78 
    8 === 1. Trac のコードを更新する === #UpdatetheTracCode 
     9=== 1. サーバーをオフラインにする === #Bringyourserveroff-line 
     10 
     11サーバー起動中にアップデートを行うのはやめてください。パッケージの一部をメモリにキャッシュしているかもしれませんし、コードのアップデートによって内部エラーを引き起こす可能性があります。 
     12 
     13=== 2. Trac のコードを更新する === #UpdatetheTracCode 
    914 
    1015TracInstall または、あなたの OS に合った方法で新しいバージョンの Trac を取得してください。 
     
    1621}}} 
    1722 
    18 手動で (OS 特有でない) アップグレードをするのであれば、インストールを実行する前に起動中の Trac サーバを停止してください。 "ホット" アップグレードは問題を生じることが多いです。特に Windows では出来ないと考えてください ([http://trac.edgewall.org/ticket/7265 本家チケット 7265])。 
     23手動で (OS 特有でない) アップグレードをするのであれば、インストールを実行する前に起動中の Trac サーバを停止してください。 "ホット" アップグレードは問題を生じることが多いです。特に Windows では出来ないと考えてください ([trac:#7265 本家チケット 7265])。 
    1924 
    2025すでに存在する Trac のコードを削除するには、 Python の `lib/site-packages` ディレクトリから `trac` ディレクトリか、 Trac の .egg の古いバージョンを削除します。 
     
    2833このクリーンアップは必須ではありませんが、あとでトラブルシュートを行う場合の切り分けが容易になります。すでに使われていない前のリリースのコードやテンプレートを見るなどという時間の浪費をしたくないのであれば、削除しておく方が楽です。もちろん、ファイルを削除する前にバックアップを作成する方が良いでしょう。 
    2934 
    30 === 2. TracEnvironment をアップグレードする === #UpgradetheTracEnvironment 
     35=== 3. Trac Environment をアップグレードする === #UpgradetheTracEnvironment 
    3136 
    32 Environment のアップグレードは、マイナーバージョンアップに特別な注意書きがない限り、不要です。  
     37Environment のアップグレードは、マイナーバージョンアップに特別な注意書きがない限り、不要です。 
    3338 
    3439アップグレードした Trac がロードされると、アップグレードする必要があるインスタンスが表示されます。アップグレードはオートメーションされたスクリプトを手で実行します。これらのスクリプトでは [TracAdmin trac-admin] を使用します。 
     
    4550}}} 
    4651 
    47 === 3. Trac ドキュメントを更新する === #UpdatetheTracDocumentation 
     52=== 4. Trac ドキュメントを更新する === #UpdatetheTracDocumentation 
    4853 
    4954すべての [TracEnvironment Trac Environment] で、インストールされたバージョンの Trac ドキュメントのコピーを含んでいます。新しくインストールした Trac のドキュメントと同期を取りたいでしょう。 [TracAdmin trac-admin] がドキュメントを更新するコマンドを提供しています: 
     
    5459このプロシージャはあなたの `WikiStart` ページ (訳注: `InterMapText` も) をまったく変更せず、そのままに残しておきます。 
    5560 
    56 === 4. Trac Environment とソースコードリポジトリの再同期 === #a4.ResynchronizetheTracEnvironmentAgainsttheSourceCodeRepository 
    57  
    58 Trac でソースコードをブラウズしているときに "[http://trac.edgewall.org/ticket/6120 リポジトリにチェンジセット ??? が存在しません]" のようなエラーが出る場合は、それぞれの [TracEnvironment Trac environment] のソースコードリポジトリと再同期をする必要があります。 
    59  
    60 {{{ 
    61 trac-admin /path/to/projenv repository resync '*' 
    62 }}} 
    6361 
    6462=== 5. 静的リソースをリフレッシュする === #a5.Refreshstaticresources 
     
    7068このコマンドは、新しい Trac のバージョンとそのプラグインから `/deploy/path` に静的リソースと CGI スクリプト (`trac.wsgi`, など) を抽出します。 
    7169 
    72 いくつかのウェブブラウザは、 CSS や Javascript ファイルをしつこくキャッシュしているので、ユーザにはこれらのブラウザのキャッシュの中身を手動で削除するように指示したほうがいいかもしれません。 
     70いくつかのウェブブラウザ (IE, Opera) は、 CSS や Javascript ファイルを強引にキャッシュしてしまうので、ユーザにはこれらのブラウザのキャッシュの中身を手動で削除するために強制的に更新すること (`<F5>`) を十分行うように指示したほうがいいかもしれません。 
     71{{{#!comment 
     72Remove above note once #9936 is fixed. 
     73}}} 
    7374 
    74 === 6. 特定の Trac バージョンでの特記事項  === #a6.StepsspecifictoagivenTracversion 
     75=== 6. 特定の Trac バージョンでの特記事項 === #a6.StepsspecifictoagivenTracversion 
     76==== Trac 0.12 から Trac 1.0 にアップグレードする ==== #UpgradingfromTrac0.12toTrac1.0 
     77 
     78サブバージョンサポートの Trac コンポーネントはデフォルト状態では有効にならなくなりました。サブバージョンのサポートを有効にするためには、 `tracopt.versioncontrol.svn` コンポーネントを有効にしてください。例えば、 TracIni に以下のように記述してください: 
     79{{{ 
     80[components] 
     81tracopt.versioncontrol.svn.* = enabled 
     82}}} 
     83明示的にサブバージョンのコンポーネントを無効に設定していない場合は、この対応をとり、 TracIni を適切に変更してください。 
     84 
     85今回の自動アップグレードで添付ファイルが格納される場所が変わります。心配性な人は、アップグレードの前に `attachments` ディレクトリのバックアップを取りたいと思うかもしれません(本当に心配性な人は、すでに environment のフルコピーを取っているでしょうね)。 `attachments` ディレクトリに添付ファイル //以外// のファイルが格納されていると、新しいレイアウトへの移行の最後のステップで失敗してしまいます:何かファイルやフォルダが格納されていると、今バージョンから使用しない `attachments` ディレクトリを削除することができません。このエラーは無視してもかまいませんが、environment をクリーンアップするために、ファイル内容を確認し、別の場所へ移動させ、 `attachments` ディレクトリを手動で削除したほうがよいでしょう。添付ファイルは今バージョンから environment 配下の `files/attachments` ディレクトリ内に格納されます。 
     86 
     87 
    7588==== Trac 0.11 から Trac 0.12 にアップグレードする ==== #UpgradingfromTrac0.11toTrac0.12 
     89 
    7690===== Python 2.3 サポート ===== #Python2.3nolongersupported 
    7791現在 Python 2.4 以降 をサポートします。 
    7892 
    7993===== SQLite v3.x ===== #SQLitev3.xrequired 
    80 SQLite v2.x のサポートは終了しました。もしいまだに Trac で SQLite v2.x のデータベースを使用しているようならば、まず最初に SQLite v3.x に変換する必要があります。詳細は [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite#UpgradingSQLitefrom2.xto3.x] を参照して下さい。 
     94SQLite v2.x のサポートは終了しました。もしいまだに Trac で SQLite v2.x のデータベースを使用しているようならば、まず最初に SQLite v3.x に変換する必要があります。詳細は [trac:PySqlite#UpgradingSQLitefrom2.xto3.x] を参照して下さい。 
    8195 
    82 ===== [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] 2 ===== #PySqlite2required 
    83 [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] 1.1.x のサポートは終了しました。可能であれば、バージョン 2.5.5 以降のバージョンをインストールして下さい。 (下記 [#Tracdatabaseupgrade Trac データベースのアップグレード] を参照して下さい。) 
     96===== [trac:PySqlite PySqlite] 2 ===== #PySqlite2required 
     97[trac:PySqlite PySqlite] 1.1.x のサポートは終了しました。可能であれば、バージョン 2.5.5 以降のバージョンをインストールして下さい。 (下記 [#Tracdatabaseupgrade Trac データベースのアップグレード] を参照して下さい) 
    8498 
    8599===== 複数のリポジトリのサポート===== #MultipleRepositorySupport 
     
    87101 
    88102もし単一のリポジトリでの運用を行なっていたとしてもこの手順は興味深いものとなるかもしれません。なぜなら、この方法によってリクエスト毎に発生する潜在的に負荷の高い再同期のチェックを避けることができるからです。 
     103 
     104===== Trac Environment とソースコードリポジトリの再同期 ===== #ResynchronizetheTracEnvironmentAgainsttheSourceCodeRepository 
     105 
     106Trac でソースコードをブラウズしているときに "[trac:#6120 リポジトリにチェンジセット ??? が存在しません]" のようなエラーが出る場合は、それぞれの [TracEnvironment Trac environment] のソースコードリポジトリと再同期をする必要があります: 
     107 
     108{{{ 
     109trac-admin /path/to/projenv repository resync '*' 
     110}}} 
    89111 
    90112===== 向上したリポジトリの再同期 ===== #Improvedrepositorysynchronization 
     
    96118 
    97119===== Authz のパーミッションチェック ===== #Authzpermissionchecking 
    98 authz のパーミッションチェックが粒度の細かいパーミッションポリシーとしてマイグレートされました。もし authz パーミッションを使用しているならば、 ( `[trac] authz_file` や `authz_module_name` を参照)、 `[trac] permission_policies` で定義するパーミッションポリシーの先頭に、 `AuthzSourcePolicy` を追加しなければなりません。また、グローバルのパーミッション設定から `BROWSER_VIEW`, `CHANGESET_VIEW`, `FILE_VIEW`, `LOG_VIEW` を削除しなければなりません (`trac-admin $ENV permission remove` コマンドまたは、管理パネルの "権限" から削除されます。) 
     120authz のパーミッションチェックが粒度の細かいパーミッションポリシーとしてマイグレートされました。もし authz パーミッションを使用しているならば、 ( `[trac] authz_file` や `authz_module_name` を参照)、 `[trac] permission_policies` で定義するパーミッションポリシーの先頭に、 `AuthzSourcePolicy` を追加しなければなりません。また、グローバルのパーミッション設定から `BROWSER_VIEW`, `CHANGESET_VIEW`, `FILE_VIEW`, `LOG_VIEW` を削除しなければなりません (`trac-admin $ENV permission remove` コマンドまたは、管理パネルの "権限" から削除されます)。 
    99121 
    100122==== マイクロ秒のタイムスタンプ ==== #Microsecondtimestamps 
     
    108130 
    109131===== Trac マクロプラグイン ===== #TracMacrosPlugins 
    110 [http://trac.edgewall.org/wiki/ClearSilver ClearSilver] と HDF が使用されなくなったことで、古いスタイルの Wiki マクロ は使用できなくなります。そのため Trac マクロを適応させる必要があるでしょう; 新しいスタイルのマクロに変更する必要があれば WikiMacros を参照してください。新しいスタイルにコンバートした後、配置するディレクトリは wiki-macros ではなく、 plugins を使用してください。 wiki-macros ディレクトリからマクロやプラグインを探すことはもうありません。 
     132[trac:ClearSilver] と HDF が使用されなくなったことで、古いスタイルの Wiki マクロ は使用できなくなります。そのため Trac マクロを適応させる必要があるでしょう。新しいスタイルのマクロに変更する必要があれば WikiMacros を参照してください。新しいスタイルにコンバートした後、配置するディレクトリは wiki-macros ではなく、 plugins を使用してください。 wiki-macros ディレクトリからマクロやプラグインを探すことはもうありません。 
    111133 
    112134===== FCGI/WSGI/CGI を使用する場合 ===== #ForFCGIWSGICGIusers 
     
    127149== 既知の問題 == #KnownIssues 
    128150 
    129 === 複数プロジェクトのホストに関して === #parentdir 
    130 複数のプロジェクトをホストした場合に、配下のプロジェクトのうち一つのプロジェクトで、プラグインの一つが動作していないとき、配下のすべてのプロジェクトではそのプラグインは動作していません。 
     151アップグレードの際、以下のことに留意してください。 
    131152 
    132 === Wiki のアップグレード === 
     153=== カスタマイズされたテンプレート === #CustomizedTemplates 
     154 
     155Trac は [TracEnvironment Environment] の `<env>/templates` フォルダ内、または [[TracIni#GlobalConfiguration| [inherit] templates_dir]] コンフィグに設定された共通のディレクトリ内にテンプレートのコピーを置くことによって、Genshi テンプレートのカスタマイズをサポートします。もしこの方法を採用している場合、テンプレートはおそらく今後も進化していくので、新しくリリースされた Trac (以前のバージョンでも) にアップグレードする際には、新しいテンプレートのコピーを手動で変更することが繰り返し必要になることに注意してください。diff は取っておいてください ;-) 
     156 
     157TracInterfaceCustomization を行うには、適切な `ITemplateStreamFilter` 変換を行うカスタムプラグインを書く方法が望ましいでしょう。この場合、通常 id の修正や CSS の `class` の変更を行わないため、変更が生じても影響をうけません。もし必要になるのであれば、[trac:TracDev/ApiChanges TracDev/ApiChanges] ページにドキュメントが記載されるでしょう。 
     158 
     159=== !ZipImportError === #ZipImportError 
     160 
     161zip形式で圧縮されたパッケージの内部キャッシングにより、ディスク上でパッケージの内容が変わるたびに、メモリ内のzip インデックスは一致せず、回復不能な !ZipImportError が出ます。アップグレードをする前にメンテナンスのために予めサーバーを停止してください。 
     162詳細については、 [trac:#7014 本家チケット 7014] を参照して下さい。 
     163 
     164=== Wiki のアップグレード === #WikiUpgrade 
    133165`trac-admin` は新しいバージョンでは存在しない以前のバージョンの Wiki ページを削除や移動しません。 
    134166 
    135167=== Trac データベースのアップグレード === #Tracdatabaseupgrade 
    136168 
    137 既知の問題として、PySqlite のいくつかのバージョン (2.5.2-2.5.4) では、 trac-admin upgrade スクリプトを使用してデータベースを更新することができません。このエラーを避けるために、 sqlite の python バインディングのバージョンをより新しいものかより古いバージョンを使用することを推奨します。詳細については、 [http://trac.edgewall.org/ticket/9434 本家チケット 9434] を参照して下さい。 
     169既知の問題として、!PySqlite のいくつかのバージョン (2.5.2-2.5.4) では、 trac-admin upgrade スクリプトを使用してデータベースを更新することができません。このエラーを避けるために、 sqlite の python バインディングのバージョンをより新しいものかより古いバージョンを使用することを推奨します。詳細については、 [trac:#9434 本家チケット 9434] を参照して下さい。 
    138170 
    139 == Python のアップグレード== #UpgradingPython 
     171=== 複数プロジェクトのホストに関して === #parentdir 
     172複数のプロジェクトをホストした場合に、配下のプロジェクトのうち一つのプロジェクトで、プラグインの一つが動作していないとき、配下のすべてのプロジェクトではそのプラグインは動作していません。 
     173 
     174== 関連するトピック == #Relatedtopics 
     175 
     176=== Python のアップグレード === #UpgradingPython 
    140177 
    141178Python を新しいバージョンにアップグレードすると Python パッケージの再インストールが必要となります: Trac も例外ではないですし、 [http://pypi.python.org/pypi/setuptools easy_install] も然りです (もし使用しているならばですが)。 Subversion を使用しているならば、 Subversion の Python のバインディングもアップグレードする必要があります。 
    142179 
    143 === Windows と Python 2.6 === #WindowsandPython2.6 
     180==== Windows と Python 2.6 ==== #WindowsandPython2.6 
    144181 
    145 もしあなたが、 !CollabNet の Subversion のパッケージを使用しているならばアンインストールする必要があるかもしれません。というのも、 [http://alagazam.net/ Algazam] に気軽に使える Python バインディングがあるからです。 ([http://trac.edgewall.org/wiki/TracSubversion TracSubversion] 参照) いいニュースとして、調整なしに動作します。 
     182もしあなたが、 !CollabNet の Subversion のパッケージを使用しているならばアンインストールする必要があるかもしれません。というのも、 [http://alagazam.net/ Alagazam] に気軽に使える Python バインディングがあるからです。 ([trac:TracSubversion TracSubversion] 参照) いいニュースとして、調整なしに動作します。 
    146183 
    147 == データベースの変更 == #ChangingDatabaseBackend 
    148 === SQLite から PostgreSQL へ === #SQLitetoPostgreSQL 
     184=== データベースの変更=== #ChangingDatabaseBackend 
     185==== SQLite から PostgresSQL へ ==== #SQLitetoPostgreSQL 
    149186 
    150 [http://trac-hacks.org trac-hacks.org] の [http://trac-hacks.org/wiki/SqliteToPgScript sqlite2pg] は SQLite のデータベースを PostgreSQL に移行するためのサポートをするスクリプトです。  
     187[http://trac-hacks.org trac-hacks.org] の [http://trac-hacks.org/wiki/SqliteToPgScript sqlite2pg] は SQLite のデータベースを PostgreSQL に移行するためのサポートをするスクリプトです。 
    151188 
    152 == より古いバージョン == #OlderVersions 
     189=== より古いバージョンからのアップグレード === #OlderVersions 
    153190 
    154191さらに前のバージョンからのアップグレードについては [trac:wiki:0.10/TracUpgrade#SpecificVersions] を最初に参照してください。